2024/08/17
整文は機械的な作業ではなく、広義の原稿作成であるから、原稿作成能力が必要になります、というお話です。
整文はケバ取りとは異なり、文章に手を入れる(整える)必要があるため、機械的な作業を超えたスキルが求められます。これには、言語の深い理解、文脈を読み取る能力、そして対象となるテキストの意図を適切に理解する能力が含まれます。
整文を行う際には、以下の能力が特に重要になります。
言語能力: 文法や語彙に関する深い知識が必要です。また、言い回しや表現の多様性を理解し、適切に使い分ける能力も求められます。
理解力: 話者の意図や文脈を正確に把握し、それをテキストとして表現する能力が必要です。
編集能力: 情報を適切に整理し、論理的な流れに沿って展開させることができる能力が求められます。
これら3つの能力は、努力で獲得することができるものです。
いっぽうで、身も蓋もないですが、この種の言語周りの能力は、今時点で持っているセンスが大きく左右します。上手くは説明できませんが、努力ではなく、もともと備わっているもの、幼い時から無意識に学んできたことが影響するというのでしょうか。
だから、3つの能力もセンスの有無で伸びがだいぶ違ってくるのではないかなと思います。